正月になると、必ず増える救急要請があります。
それが「餅を喉に詰まらせた」という通報です。

ニュースでは毎年のように流れますが、
現場の感覚としては正直、
「今年も来たか」
という感じです。
AIひろゆき風に言うと、
「毎年起きてるのに、毎年同じことしてるの、逆にすごいですよね」
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■ 餅はなぜそんなに危険なのか
理由はとてもシンプルです。
・粘着性が強い
・温度で形が変わる
・気道にピッタリはまりやすい
つまり餅は、
空気の通り道を塞ぐ性能が異常に高い食べ物。
縁起はいいですが、
喉には一切優しくありません。
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■ 現場で最初に見るポイント
消防・救急の現場で、
まず確認するのはここです。
「咳ができているか」
咳がしっかり出ているうちは、
無理に何もしません。
自力で出せる可能性が一番高いからです。
逆に、次の状態は要注意。
・息が苦しそう
・咳が弱くなってきた
・声が出ない
この時点で、明らかな気道異物。
ここからは時間との勝負です。
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■ 消防士が行う手技
現場では、状況に応じて
次の手技を使います。
① 背部叩打法
② ハイムリック法(腹部突き上げ)
③ マギール鉗子による遺物除去
ただし、はっきり言います。
一般の人に指導できるのは 「① 背部叩打法」一択です。
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■ なぜ背部叩打法なのか
理由はこの3つ。
・動作が比較的わかりやすい
・力加減の失敗が少ない
・悪化させるリスクが低い
AIひろゆき的に言うと、
「一般の人には“失敗しにくい選択肢”を渡すのが正解なんですよ」
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■ ハイムリック法が危険になりやすい理由
②のハイムリック法。
名前は有名ですが、正直かなり難しいです。
・位置がズレやすい
・力が弱すぎる/強すぎる
・異物をさらに奥へ押し込む可能性
下手をすると、
部分閉塞 → 完全閉塞に悪化します。
「動画で見たからできる」
これは一番危ないパターンです。
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■ マギール鉗子は現場専用
③のマギール鉗子による遺物除去は、
医療・救急の訓練を受けた人間が行う手技。
一般の人が真似するものではありません。
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■ こんにゃくゼリーは規制された。でも餅は?
ここで、ひとつ不思議な話があります。
過去に、
こんにゃくゼリーを喉に詰まらせる事故が相次ぎ、
サイズや形状に規制が入りました。
一方で、餅はどうでしょう。
毎年、
餅による窒息事故は繰り返され、
命を落とす人も出ています。
それでも、
餅の大きさや形が規制されることはありません。
AIひろゆき的に言うと、
「人が亡くなった数だけで見たら、
規制される順番、逆じゃないですか?」
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■ なぜ餅は規制されないのか
理由はたぶん、こうです。
・正月文化として根付いている
・家庭で切り分ける前提
・自己責任という空気
でも、
喉に詰まる側の気道は、文化を理解してくれません。
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■ 一般の人が覚えるべきこと
覚えるのは、これだけで十分です。
・咳ができる → 咳をさせる
・苦しそう → 背部叩打法
・改善しない → 迷わず119番通報
全部覚えようとしなくていい。
AIひろゆき風にまとめると、
「一個だけ覚えれば十分です。欲張ると失敗します」
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■ まとめ
正月はめでたいですが、
餅は空気を読んでくれません。
文化も伝統も大切ですが、
命より優先される食べ物はありません。
今年も、来年も、
同じ事故が起きないことを願っています。